馬毛島買収合意、厚木基地も関係ありそう?

馬毛島の買収合意と厚木基地

厚木基地の騒音軽減にも影響がありそうです。

アメリカ軍の空母艦載機が行う離着陸訓練の移転候補地である鹿児島県の馬毛島について、政府と地権者が約160億円で売買することで正式に合意したことがわかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20191130-00000026-nnn-pol

鹿児島県の馬毛島(種子島の西方約12km)について、 2019年初頭に一度合意したものの、交渉打ち切りとなっていましたが、防衛省と地権者が買収に合意(売買契約を結んだ)したようです。

米海軍の空母艦載機は、2018年に厚木基地から岩国基地へ移駐し、その後、90dB以上の大きな騒音についてはすべての測定地域で75%以上減少しています。

ですが、実は空母艦載機の飛行訓練がすべてなくなった訳ではなく、たまに爆音が鳴ったりもします。(我が家*基地から1.5km圏内 では、おーやっとるやっとる、程度ですが、、、)

米海軍の 艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP) は普段、硫黄島(小笠原諸島のさらに南西、緯度的には台湾の北部と同じくらい、太平洋戦争の激戦地で有名)で行っていますが、

天候不良のときの代替地は決まっていません。そのため、厚木基地でも同訓練が実施されています。

ただ、艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)に関し、会長の黒岩祐治知事は「硫黄島の代替訓練施設は確保されておらず、厚木基地で訓練が行われる可能性は払拭(ふっしょく)されていない」と指摘。政府や在日米海軍などに対し、(1)硫黄島での全面実施(2)恒常的訓練施設の確保(3)厚木基地の運用や騒音状況などの情報提供-を要請することを決めた。

https://www.kanaloco.jp/article/entry-206847.html

今回、馬毛島は硫黄島からの移転候補地として買収されます。馬毛島の代替地が硫黄島となるのであれば、厚木基地での訓練実施の可能性が少なくなるのではないかと考えています。

馬毛島の騒音は?

ちなみに、馬毛島は種子島から12kmということで、硫黄島と違って人が住む地域に近いですが、騒音はどうなのでしょうか。

航空写真では南北と東西にそれぞれ滑走路らしきものが見受けられますが、南北がメインのように見えます。イチ大和市民の個人的な意見では、南北方向に飛行するのであれば、種子島の方にはほとんど騒音はないように思います。 (東西方向に飛行するのであれば話は別ですが)

騒音は飛行経路方向には広い範囲に影響がありますが、飛行経路と直角の方向には影響が少ないからです。 (下記記事参照。移駐前の記事です。)

厚木基地で滑走路と直角方向の10kmですと、横浜市の鶴ヶ峰・西谷駅あたりや厚木市の長谷あたりですが、それほど騒音問題は聞いたことがありません。(種子島の皆さま、間違っていたらすみません。。。)