==6月末は激減==米艦載機の岩国移駐で大和市の騒音は変わったか(2018年6月末)

2018年3月末で米艦載機の岩国移駐が完了しました。そこで当ブログでも神奈川県の設置している騒音計の情報を元に、騒音の現状を観察していきたいと考えています。

2019年3月末(1年後の比較)はこちら

https://kanagawa-kenoh.info/【厚木基地騒音】岩国移駐後%ef%bc%91年経ったのでデー/

はじめに

騒音の変化をみるため、神奈川県が公表している騒音計の情報から、2017年度以前と現時点での騒音の違いを見ていきます。

■騒音計の計測条件
神奈川県設置の騒音計は70dB以上5秒間継続した場合に計測されます。
資料では70dB~90dB以上の騒音に関してデータがありますが、いずれも生活においてうるさいと感じられる水準と考えられます。

70dB⇒セミ鳴き声(2m)・やかんの沸騰音(1m)
80dB⇒地下鉄の車内
90dB⇒カラオケ(店内中央)

■騒音計の場所(神奈川県設置の騒音計)

※騒音は、同じ市町村内であっても飛行経路からどの程度離れているかによって大きく変わります。あくまで設置場所における騒音の大きさ・回数であり、市町村別の騒音の大きさを表したものではありません。(当ブログ参考ページ:大和市の騒音について、参考にした3つの方法

2018年6月末現在の騒音状況⇒90dB以上は前年平均比15%まで減 70dB以上回数も前年平均比70%まで減少

<2018年6月末> ※詳細は下段の表をご覧ください。
測定回数(70dB以上):約3割減少(2017年度平均比)
80dB以上の比率:約4割減少(2017年度平均比)
90dB以上の比率:約7割減少(2017年度平均比)

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70dB⇒セミ鳴き声(2m)・やかんの沸騰音(1m)
80dB⇒地下鉄の車内
90dB⇒カラオケ(店内中央)
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先月までは80dB以上の大きな騒音は減少していたものの、70dB以上の回数に変化は見られませんでした。しかし6月末時点では70dB以上の回数にも変化が見られ、前年平均比では3割減少しました。地域によっては80dB以上がほぼなしという測定場所がありました。

これまで当ブログでは、「騒音減少」の結論までは時期尚早ではないかと考えていましたが、6月については明らかに減少したと言えそうです。

大幅減??大和市の騒音について、参考にした3つの方法