厚木基地の騒音大幅減とのニュースは本当か!?2018年7月5日

米艦載機の岩国移駐(2018年3月末完了)後、厚木基地の騒音が大幅減となったニュースが神奈川新聞でありました。
内容は、大和市の鶴間西小学校と綾瀬市の綾南小学校で、移駐前と移駐後で騒音が8~9割減少したというものです。

対象の音の大きさは100デシベル以上が対象ということで、「極めて大きな」騒音に関する情報と言ってよいでしょう。

70db⇒セミ鳴き声(2m)・やかんの沸騰音(1m)
80db⇒地下鉄の車内
90db⇒カラオケ(店内中央)
100db⇒電車通過時のガード下

当ブログでも移駐後の騒音増減を紹介していますが、特に大きな騒音ほど減少しているという結果と一致しています。

【最新版/データで見る騒音】米艦載機の岩国移駐で大和市の騒音は変わったか

しかし、当ブログの集計では、70db以上に関して言えば、前年比1割程度の減少に留まっていました。また、80db以上で3割程度。
つまり、騒音の大きな戦闘機の離着陸減少の効果はあったものの、他機も含めた全体からはそれほど減少していない可能性もあります。
効果を測るには、もう少し様子を見てみた方が良いかもしれませんね!

参考:「米艦載機移駐後、厚木の騒音大幅減 地元一部返還要望も(神奈川新聞)」
http://www.kanaloco.jp/article/343647