概要
2018年も終わり2019年になりました。ふと人口はどうなっているのだろうと思い立ち、簡単に調べてみることにしました。
大和市の人口推移
国勢調査においては2015年に96年ぶりに日本全体で人口の減少が確認され、以降も推計ですが年々減少幅が広がっています。
大和市はどうなのでしょうか。国勢調査に住民基本台帳など加減を適用した値ですが、2018年1月から2019年1月までの大和市の人口増減は+438人で増加率は0.19%です。昨年までよりも増加幅が狭くなったものの、それでも大和市の人口は増加しています。
一方で、人口増減の内訳、出生-死亡から算出する「自然増減」と転入-転出で算出する「社会増減」を見てみると、11月までの集計で-84人と、「自然増減」が近年においては、はじめてマイナスとなる見込みです。（おそらく市制以降、初ではないかと）
つまり、大和市への転入による「社会増減」によって全体の人口はプラスであるけれども、「自然増減」はマイナスとなっている状態です。
※国勢調査結果に住民基本台帳や戸籍法の定める届出による差分を集計した大和市の資料を利用しました。
※2013年以降、外国籍の住民も住民基本台帳に含まれています。
今後は？
大和市では大規模マンションなどの建設が相次いでいます。ドレッセ中央林間（ウエスト街区452戸は2019年、イースト街区405戸は2020年）やメイツ大和クロスグランデ（2019年196戸）など分譲マンションの入居も予定されており、また多文化共生に力を入れる大和市とあって、日本籍の住民の転入に加え、外国籍住民の登録も徐々に増えているようですので、今年もプラスとなる可能性が高いのではないかと考えています。
ただ、2030年にはすべての都道府県で人口減少が予想されています。大和市でも、数年後あるいは10年以内くらいに人口の転換期が訪れるかもしれません。また実際に人口減少が確認されるよりも、年齢構成の変化などで住民が体感するほうが早いような気がします。（もう、体感しているかも？）
＜参考：外国人登録人口＞
2013年:5,594人、2014年:5,603人、2015年:5,633人、2016年:5,930人、2017年:6,114人